狙った恋は逃さない!     恋愛必殺技ノート

男と女の身体と感情の相性を中心に今進行中の恋の行方を科学的に分析していきます。またこれから始まる恋は実るか?果たして捕まえることができるか?

バイオリズム講座(第2回) バイオリズムの歴史

バイオリズム講座(第2回)
バイオリズムの歴史
バイオリズムが発見され科学理論として確立されるまでの経緯を簡単にお話します。

バイオリズムの発見
ウイーン大学の心理学教授であったヘルマン・スウォボダ博士は1897年から1902年にかけて人間が虫に刺された後の痛みや腫れ或いは病気の時の発熱や心臓の発作などについての周期性の研究をしていました。そして遂にその周期が23日と28日であることを突き止めました。
同じ頃、ドイツのベルリンではドイツ科学アカデミーの会長に選ばれたこともあるウイルヘルム・フリーズ博士が自分の患者を診察する傍ら病気中の発作や死亡について多くの資料を集め統計分析をしていました。そしてフリーズ博士もまたスウォボダ博士と全く同じ23日と28日周期のリズムが存在することを発見しました。
  
バイオリズムが持つ周期性のリズムが発見されると科学者らにより生理機能が日周リズムを持つことや感覚器官の感度が特に高い時間や薬を服用するのに最も効果のある時間帯など1930年代から60年代の間に世界各国でバイオリズムの研究が盛んになります。3人のスウェーデンの科学者らにより筋肉や肝臓中のグリコーゲン含有量の変化と日周リズムの研究も発表されたり特にバイオリズムと睡眠の関係は世界各国で数多くの研究がされる様になりました。フリーズ博士やスウォボダ博士が23日と28日周期リズムを発見してから約20年後のことでした。オーストリアのアルフレッド・テルチャー工学博士はインスブルグ大学の学生約5000人の能力テストを基にスウオボダ博士やフリーズ博士が発見した23日周期と28日周期の検証をしていました。その研究の最中、新たに学生たちの能力のピークが33日周期で訪れることを発見します。ところがこれと同じ頃アメリカのペンシルヴァニア大学のハーシー博士は鉄道工場の労働者の気分や体調、作業能力などについて委託された研究・分析を行っていました。その時ハーシー博士もまた33日周期リズムを発見していました。(続く)【本文は村尾弘明箸・バイオリズム早見表(1978年7月発行)からの転載です。無断で引用・転載することは禁止されております】